ヒルドイド類似クリームの入手法と性能を解説
美肌をもたらす魔法の薬?ヒルドイド

2017年の半ば、ヒルドイドと言われる医薬品に美肌効果があるとされ人気となり、美しい肌を欲する人々が病院で処方してもらうという現象が見られるようになりました。
ヒルドイドは外用薬であり、ローションタイプとクリーム、スプレータイプが存在します。医薬品の効果を解説している「おくすり110番」によると、主な効果は保湿と血行促進で、皮膚の乾燥やしもやけ、角皮症に有効とされ、アトピー性皮膚炎の緩和や打ち身、捻挫、痔核の治療にも用いられるとされています。
これらの効果をもたらすのはヘパリン類似物質と言われる成分で、本来は血液凝固を防ぐための薬でした。
実は皮膚に対しての効果はつい最近追加された
ヒルドイドに皮膚に対しての効果が追加されたのは1990年と比較的新しく、それまでは血液凝固を防ぐ血行促進剤でした。
現在ヒルドイドは美肌効果を否定され、美容目的での処方は行われませんが、2017年の半ば頃までは美容目的で処方されることがありました。
ヒルドイドを求める人が急激に増えたために医療費の圧迫が懸念され、本来必要な皮膚疾患の人に十分な量を処方できなくなる可能性が出てきたり、処方を断った病院への嫌がらせなどが起こるようになり、社会問題となりました。
なぜヒルドイドに美肌効果があるとされたのか
ヒルドイドに美肌効果があるとされ、欲しがる人が大量に増えた理由ははっきりとはしていませんが、看護師が保湿のために使用していたという話が、美肌効果があるというデマにつながったとの見方があるようです。
市販されるようになったヒルドイドに似たクリーム
現在でもヒルドイドに一定の需要があることから、各メーカーがヒルドイドと同じヘパリン類似物質を配合したクリームやローションを販売するようになり、ドラッグストアでヒルドイドの類似商品を手軽に購入出来るようになりました。
注目を浴びたのはマツモトキヨシが販売を始めたヒルメナイド油性クリームからですが、現在ではマツモトキヨシ以外のメーカーも発売しており、ドラッグストアであればほどどの店でもヒルドイド類似クリームやローションを入手できるようになっています。
市販のヒルドイド類似クリームの効果は?
市販のヒルドイド類似クリームやローションには、ヒルドイドと同じヘパリン類似物質が配合されています。
ヘパリン類似物質には血行促進効果と保湿効果があり、特に保湿効果に優れています。市販品にはヒルドイドと同じ0.3%のヘパリン類似物質を配合したものもあり、病院から処方されるヒルドイドとほぼ変わらない保湿効果を得られる可能性があります。
価格もそう高いものではないので、気軽に購入できる保湿剤として活用しやすくなっています。肌の乾燥対策や肌荒れには有用ですが、それ以外の効果はなく、ニキビなどに使っても効果はありません。
本当に美肌には効かない?
ヒルドイドを含め、ヘパリン類似物質を主成分としたクリームやローションには、美肌効果はありません。保湿や肌荒れの対策に使えるため、肌の健康維持という面から見れば、美肌の下地を作るのに使える可能性はあります。
とはいえ、本来は乾燥肌やアトピーなどの皮膚疾患用の医薬品なので、あくまで肌を守り保護するためのものだと考えるのがいいでしょう。


